多重人格

急に本当にふとビリー・ミリガンは最後どうなったんだろう?と

気になって調べてるとネトフリで、ドキュメントシリーズがあったので

見る事にした。


若い人は知らない人も多いだろうけど、ビリー・ミリガンという人は

アメリカで強姦、強盗で逮捕された人物だ。

しかし精神鑑定を受けているうちに沢山の人格が存在している事がわかり

その中の人格が起こした犯罪だという事が分かってきた。


なぜ人格が増えたのか?という事だけれどそれは義父からの行き過ぎた躾

(あくまでも義父はそう言っている)と言う名の虐待からだった。


体がちいさければ小さいほど親の虐待からは逃げられない。そうするとどうなるか


心を分けていく、そうやって嫌な事、痛い事を分離する事で正気を保つのだ。


結果的にビリー・ミリガンは最終的に23の人格が存在する事になる。

簡単に説明するとこんな感じだけれど気になった人はwikiで調べてみるといいかもしれない。

作者が取材をして本にしているのでこれを見るとよりその世界に浸れると思う。

ちなみにビリー・ミリガンの多重人格に関しては精神科医や取材した人たちの中にも懐疑的な人は多い。



そんな彼のホロスコープを見てみると土星が6ハウス水瓶座に入っていて12ハウスの月と

オポジション、土星と火星のコンジャンクション(ルーズではあるけど)にある。


リズ・グリーンの土星の占星学に書いてある事を見てみると

生活リズムの様式や、外的生活の秩序化への欲求が否定されるような子供時代を送っている事が多いと書かれている。彼は常に否定され続ける幼少時代を送っている事に当てはまっているし、6ハウスは精神と肉体を意識的に統合する部屋でもある為、意識する事が出来なかった結果そこのバランスが崩れてしまっているとも言えるのかも。


それから土星☓火星については他所からひどい扱いを受ける事がある。精神的にも肉体的にも残忍な物、無情な物と書いてあり、彼の幼少期はまさに父親からも虐待(性的虐待も含む)母親からの援護なし。地獄のような幼少期だったと想像出来てしまう・・・・。離婚はしたけれどその後のケアはおそらくなかった物と思われる。時代的にも。

映像の中で嬉々として息子の事を喋っている母親には違和感しかなかった。


土星☓月は感情を溜め込みやすくヒステリーが心と体を支配される事がある。深い孤独と情動的な絆への渇望を抱えており、それを解決出来るのは血縁者、家族である事が良いとされている。

この辺はやはり幼少期のトラウマが解消されない限り難しい問題だったのかなぁと思う。

そして月が12ハウスにある。

12ハウスは魂と霊的な本質を維持するためにしなければならない事。

キーワードは 監禁、牢獄、投獄、スピリチュアル、毒、酒、無意識、潜在意識、犯罪、入院…


うーん・・・キーワードの大半が彼の人生がここに書いてあるのはすごいね・・・。

犯罪を犯し刑務所に入り、精神科医の診断の結果病院への入院。犯罪を犯す前はマリファナやドラッグやお酒にハマっていた。


彼は20年間常にマスコミ追いかけられており、基本的な人権もあってないような物だった。

彼は静かに暮らしたかったが、大々的に事件を取り上げマスコミが彼を有名にしていく。

周りに彼を快く思わない人は沢山いただろう。そんな中で普通の生活が出来るはずもなく

結局彼は恫喝などで逮捕を繰り返す事になり最終的にガンでなくなった。


ガンが分かってからしばらくして、彼は姪に電話で自宅にくるように言い「神は私がやった事を許してくれるだろうか」と問いかけたそうだ。姪は「許してくれるよ」と言ったが本人は「君は僕がやってきた罪を知らないからね・・」と返してきたと。


きっと死を目前にして開き直る訳でもなく自分のしてきた事の大きさ、死後どうなるのか?という不安が彼にそう言わせたんだろう。


海王星が天体とアスペクトをとっているから本来は優しい人だったのかもしれない。

少なくとも映像の中での兄や妹たちは彼に対して悪いイメージは持っていなかった。

もちろん犯した罪については悪いと言っている。


さらっと見てリズ・グリーンの土星の心理占星学の例が当てはまるのも面白い。

たまにこうやって検証していくのもいいね。

図書館で借りたっきりだったけど、ちゃんと買おうかなw


Fortuna di stelle

魂のままに生きるためのヒントをくれるヘリオセントリック占星術と タロットカードを使って、お客様の悩みに対するヒントを出す事で 自分の中にある答えを一緒に模索していけたらと思っています。 あなたの悩みを解決するお手伝いをさせてください。 私は星と心の探求者フリーリーセント。 貴方と一緒に心の旅に出られる日を楽しみに待っています。

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